新生児蘇生法研修普及プロジェクト(NRTチーム) 活動報告|2026年6月
- 6月29日
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更新日:5 日前

ネパールの新生児の死亡率低下を目指し、新生児蘇生法の導入を支援
NRTチームは、ネパールの新生児の死亡率低下を目的とし、ネパール・日本の小児科医と協業し、新生児蘇生法マニュアルの作成を行っています。
今回はプロジェクトについてNRTチームのみんとさんにお話を伺いました!
◇ NRTチームの最近の活動状況を教えてください。
出産の際、新生児仮死という状態で生まれてきた赤ちゃんを蘇生するためのネパール版マニュアルをネパール・日本の小児科医と協業し作成しています。去年から作成を開始し、今年5月の渡航時には各種マニュアルを用いて研修を行うところまでいくことができました。 5月の渡航では、初めてネパール郊外のポカラという地域で研修を行いました。去年からの変化点で言ったら全国に波及することができ始めているのと、あとマニュアルが完成に近づいているというのが大きなアップデートかなと思います。

◇ みんとさんの業務について教えてください。
主に、渡航準備・渡航・渡航後の清算業務、関係各所への連絡を行っています。NRTチームでは、主に年に3回渡航します。3カ月に1回ぐらい渡航が来るので、そのための準備を1.5〜2カ月くらいかけて実施し、帰ってきてから渡航の清算を同じぐらいの期間をかけて取り組んでいます。 私個人の固定の業務としてではなく、チームメンバーで協力して対応しています。
◇ 渡航では何をしているのですか?
これまでは、基本的にネパールに渡航した際にはマニュアル作成を現地の先生方と日本の先生で行っていました。チームとしては、その場をアレンジする等の業務を行っています。また、ネパールの関係省庁への訪問も実施しています。ネパールへの訪問だけでなく、日本の現場で新生児蘇生法を直接学ぶことが目的とし、2025年の8月には日本での訪問研修を実施しました。
◇ みんとさんにとって、活動を行っていて印象的だったことや気付き等を教えてください。
ネパールの小児科医の先生たちと日本の小児科医の先生たちが話し合っている場での「患者さんの気持ちにどう寄り添うべきか」という議論がとても印象に残っています。最初は「赤ちゃんが疾患を持って生まれてきた時にどう対応すべきか」という議論をしていました。案として「保護者の許可を取って写真を撮らせてもらう」という対応が挙げられました。 写真は情報をわかりやすく伝えられますし、合理的である一方で、親の視点に立つと、そういう状態で子供が生まれてきただけでも不安なのに、医師が急に写真を撮り始めたら過剰に心配してしまうこともあるのではないか、精神的なケアも視野にいれないといけないのではないか、という議論をされていたのが印象的でした。 医療現場はシステムチックに合理的に進めていくもの、というイメージがあったのですが、患者さんの気持ちに寄り添う意見がすごく自然に出てたので印象に残っています。
◇ これからのNRTチームの展望を教えてください。
NRTチームの事業計画の中にもあるのですが、今作ってる新生児蘇生法マニュアルを全国展開して、マニュアル通りに新生児の蘇生をできる人を増やしてネパールの新生児の死亡率を下げるというのが最終的な展望としてあります。 今後は、地方展開を見据えた資金繰りができると良いなと考えています。新生児蘇生法だけにとどまらす、赤ちゃんが危機にさらされた際の妊婦さんの精神的サポートまで可能な人達を増やしたいと考えています。そのために、マニュアルやメソッドをネパール全国に広げていく必要があると思うのでもっとNRTの取り組みがネパール全土に広がっていけばいいなと思います。

おわりに
NRTチームは新生児蘇生法マニュアルの作成と研修を通じて、ネパールの赤ちゃんの命をつなぐための基盤づくりを進めていきます。ポカラをはじめとする地方への展開や、ご家族の精神的ケアまで視野に入れた取り組みをさらに広げ、ネパール全土でより多くの小さな命と家族を支えていけるよう、これからも活動に取り組んでいきます。
NRTチームの活動を応援しませんか?
新生児蘇生法マニュアルや研修プログラムをネパール全土へ普及させ、現場の医療スタッフやご家族を継続的にサポートしていくためには、皆様からの温かいご支援が不可欠です。
ネパールの新生児の未来と命を守る取り組みを共に支えてくださる皆さまからのご支援をお待ちしております。



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