中学生向け健康教育(First Aidチーム)活動報告|2026年4月
- 4月30日
- 読了時間: 4分
更新日:5 日前

応急手当の知識を身に着けるための仕組みづくりを支援
認定NPO法人ASHAでは医療体制が不十分なネパールの地域において、中学生や現地教員への急手当の普及指導を通じ、地域住民が自立して日常のトラブルに対処できる仕組みづくりに取り組んでいます。
プロジェクトの活動や展開についてFirst Aidチームのしんのすけさんにお話を伺いました!
◇ First Aidチームの活動について教えてください。
現地の中学生に応急手当を教えています。いわゆる日常の応急処置が必要になった際に自分たちで対応できるようになることを目指しています。日常のトラブルの中でも、命に直結するような窒息や熱中症、やけどなどの初期対応を教えています。 こういった活動の背景としては、病院が近くになかったり、ヘルスポストがあるけど遠かったりするという現状があります。また、そもそも西洋医学があまり認知されておらず、どちらかというと祈祷師のような人が医療の伝播みたいなことをしているという現状もあります。日本にいると常識だと思っていることは、ネパールでは当たり前ではないので、「こういう方法もあるよ」ということを教える目的で取り組んでいます。

◇ First Aidチームの現在の取り組みについて教えてください。
First Aidの教育段階としては、地域での自走を目指すために以下のような流れで取り組んでいます。現在は3段階目のToT(トレーニングオブトレーナー)フェーズです。 1段階目:ネパールの中学生に日本人スタッフが教育 2段階目:現地でインストラクターを雇って中学生に教育 3段階目:現地教員を教育し、日本人スタッフや雇用した専門家が不在でも教育可能な状態 ネパールのリク・タマコシ村での活動は、民間の中学校を入れて20校以上で実施しています。それらの中学校の先生方を集め、今後の展望をお話しました。今は区域ごとに情報共有ができるようなしくみを作ってやっていこうという段階です。
◇ 次の4段階目はもう決まっているのですか?
まだしっかりとは決まっていません。 まず完成形のモデルケースがまだできていないので、まずは3段階目の「現地に根付かせて実装する」というしくみ作りをやり切るというのが目標です。しっかり最後までフォローアップしたいので、新しいシステムを導入するというのは今は考えていないです。 最初の導入区域としてラジプール村で活動していたのですが、この3段階目の導入が上手くいかなかったという経験と反省点を活かしたいという思いもあり、地域自走のための基盤を整える所に一番力を入れたいです。
◇ ラジプール村での活動が上手くいかなかった原因は何だったのでしょうか?
現地の教員陣との連携が上手くいかなかったというのがあります。キーパーソンとの連絡などコミュニケーションが大きな課題でした。 最終的には現地の教員陣と日本人のスタッフが直接つながりを持てることが大切と感じたので、今取り組んでいるリク・タマコシ村の活動ではフェイスブックのページを作成し、グループ内で直接現地の先生方とすぐに連絡を取れる体制を作りました。 メンバーは全員入っていただいてます。現地の先生方および日本人スタッフで構成されており、全員で30人程度です。そのページでの教員メンバーの加入や退会などの管理がしっかりできているとは言い切れないので、引継ぎ対応も今後の課題と捉えています。

ASHAでは、引き続きネパールの現場にしっかりと教育の基盤を根付かせ、子どもたちが自分の身や地域を守れる未来を目指して、今後も取り組みを進めていきます。
First Aidの活動を応援しませんか?
現地での教員研修の実施や、応急手当の教育に必要な資材の準備、持続的なフォローアップ体制の構築には、皆さまからの温かいご支援が不可欠です。
ネパールの地域住民が自立して命や健康を守れる仕組みをともに育てるため、ぜひ応援をよろしくお願いいたします。



コメント