医療を支える仕組みづくり(NepalEHRチーム)活動報告|2026年3月
- 3月9日
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更新日:5 日前

新しい電子カルテシステムで医療の質向上&効率化をサポート
認定NPO法人ASHAではネパールの地方診療所で推進する電子カルテシステム「NepalEHR」の開発・運用・導入を進めています。従来ネパールで主流の紙カルテを使用した仕組みを一新し、診療記録を確実に保存・共有する仕組みづくりに取り組んでいます。
これまでラジプールで推進してきた実績と課題解決を経て、新たにリク・タマコシ村への導入プロジェクトが始動しています。プロジェクト現場の実際や、今後の展開についてNepalEHRチームのけいすけさんにお話を伺いました!
◇ NepalEHRチームが行なっている活動について教えてください。
NepalEHRは、ASHAが開発・運用を行っている電子カルテシステムです。主にネパールの地方にある「ヘルスポスト(診療所)」を対象として導入を進めています。 以前は紙のカルテを患者さん自身が保管して持参する仕組みだったため、紛失によって過去の診療履歴が確認できないことがありました。その結果、適切な治療や正確な医療レポート作成が難しくなる課題がありました。そこでNepalEHRを導入し、診療記録の確実な保存・共有を実現することで医療の質向上と業務の効率化を目指しています。
◇ NepalEHRはもう導入されているのですか?
ラジプールという地域のヘルスポストで5年以上に渡って実際に利用された実績があります。現在は、助成金を活用したプロジェクトを新たに立ち上げて、リクという地域での導入に向けて、NepalEHRの改修を行っています。
◇ 導入した時はいい実績が得られましたか?
事前に期待してた通り、診療記録を確実に残せるようになったという点が最も大きな改善点でした。一方で、ネパールの地方では停電が発生することがあり、その際にはNepalEHRが使えなくなるという問題にも直面しました。現地パートナー団体のプロジェクトマネージャー(PM)と協力し、復旧作業を迅速に行なうことによって運用に支障をきたさないよう対処しました。 また、ヘルスポストの職員がITに不慣れなため、NepalEHRを十分に活用できるのかという懸念もありましたが、マニュアルを作成したり、PMがトレーニングを施すことにより、懸念を解消しました。

◇ これまでの活動の中で印象的だったことや気づきはありますか?
先日これからNepalEHRを導入する予定のリクの自治体の方々とオンラインで打合せをしました。 NepalEHRへの期待度がとても高く、また導入に対して協力的な姿勢を示してくださいました。打合せを通して、NepalEHRが必要とされていることがよく分かり、速やかな導入に向けて一層努力していきたいと思いました。
◇ これから必要なサポートは何ですか?
電子カルテの導入には、パソコンやプリンターなどの機材が必要です。しかし十分な資金があるわけではありません。資金面や物品の寄付による支援があれば、導入をさらに広げることができます。

おわりに
NepalEHRは、単なるITツールの導入にとどまらず、ネパールの地方で暮らす人々が安心して質の高い医療を受けられる未来をつくるための大切な仕組みです。ラジプールでの実績と課題を乗り越えた経験をもとに、新しくスタートするリク・タマコシ村でのプロジェクトを成功させ、さらに多くの診療所へとこの仕組みを届けていきたいと考えています。
NepalEHRの活動を応援しませんか?
電子カルテシステムを新たな地域へ導入・定着させるためには、現場で活用するパソコンやプリンターなどの機器の整頓、そして現地での継続的なトレーニングが欠かせません。
ネパールの地方医療の未来をともに支えてくださる皆さまからのご支援をお待ちしております。



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