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秋田で大学生と高齢者の接点をつくる「まめのわプロジェクト」

  • nanatakahashi8
  • 1 日前
  • 読了時間: 5分

認定NPO法人 ASHAでは、大学生と秋田市の高齢者の接点を創出し、健康のみまもり活動とその仕組みづくりに取り組んでいます。この秋田事業の今年度の取り組みをASHA代表の任、大学生メンバーのSakiさん、Mihoさんにお話を伺いました。


輪になって昼食を食べる秋田の高齢者と国際教養大学の大学生




秋田事業(まめのわプロジェクト)とは?


そもそもネパールでの活動が主体のASHAが、秋田市で事業を行うことに、意外さを感じる方もいらっしゃるかもしれません。


秋田事業は、任が「国際教養大学(任の母校)の学生は折角秋田にいるのに、地元との接点がない。学生にとって地域視点を育てる機会がないことは勿体ないのではないか?」という想いから発足した事業です。


秋田に価値を還元したい大学とも想いが重なり、ネパールの地域にコミュニティヘルスケアワーカーを派遣するASHAの事業知見を活用し2023年秋から始動しています。


まめのわプロジェクトのロゴ




「まめでらが?」


「秋田では「まめ」が、「身体が丈夫・健康・元気」という意味で使われます。「まめのわプロジェクト」は、「まめでらが?(お元気ですか?)」という挨拶を交わしながら、学生、高齢者のお互いにとって豊かな生活の実現を目指すプロジェクトです。」(任)


学生にとって地域の高齢者は、学内では学べない、多くの気付きを与えてくれる先輩/師匠。独居やお出かけが減る高齢者にとって、イベントや自宅に定期的に訪れる学生は、健康やお困りごとの確認をするサポーターです。


両者が、健康チェック・定期訪問・イベントでつながって関係を深め、地域の健やかな生活を実現していきます。





イベント活動の様子


2023年から始動した本事業。昨年度(2024年度)はイベントの初開催から始まり、活動内容を模索したり、「まめのわアプリ」を完成させるなど、事業がどんどん動き出した1年でした。それを受けての今年度の活動、その中でもイベント活動は、どのような様子でしたでしょうか?


「今年のイベントは大体月1回ペースで行ってきました。それまでの活動を通して、イベントによく来て下さる方が出来てきて、皆さんと学生の関係もだいぶ近くなってきた印象があります」(Saki)

「今年度で一番印象に残ったイベントは、6月末に実施した古民家のイベントでした。私は大学1年生なので、この団体に所属して初めてのイベントだったのですが、秋田弁にもまれ(笑)、皆さんと話すのがとても楽しかったのを思い出しますね。お昼に、郷里のご飯のお共を持参し一緒に食べたのですが、皆さんが「美味しい」と食べてくれて。うれしかったです!」(Miho)

古民家のイベントとは、実際にはどのようなことをするのでしょう?

「午前中は古民家の見学や体操、自己紹介ゲームをしました。お昼ご飯は学生の持ち寄りのものを皆で食べたり、お芋をふかして食べました。」(Saki)



定期訪問の様子


「定期訪問も大体月1回のペースで、行っています。訪問時間は大体1時間で、世間話もしつつ健康アンケートを書いてもらっています。訪問先の方は80代、90代の方が多いので、膝や腰の痛みに関するお悩みが多いですね。」(Miho)
「精神的健康の部分も気にしながらお話を伺っていますが、いま接点のある方は家族や友人との交流もあり、現状は元気な印象です。とはいえ、まめのわの活動は続けて行い、私たちも定期的に精神的健康に貢献していきたいです」(Saki)


調理する高齢者と大学生
歓談する大学生と高齢者
机を囲んで歓談する高齢者と大学生
調理する大学生と高齢者



「まめのわプロジェクト」の成果は?


秋田事業は、基本的にはMihoさん、Sakiさんのような学生が全ての企画を行い、チラシ作り・イベント・定期訪問等を行っていて、現在団体に所属する学生メンバーは7名です。高齢者の方の心身の健康、学生の地域学習の機会、その二つを目的に置いてスタートした事業ですが、成果は上がっていますか?


「一年前の立ち上げの頃はなかなか心を開いていただけないことも多かったんです。なぜ学生がこんなことをするの?!という雰囲気でしたね。でも時間をかけてお話することで、関係が打ち解けてきて、みなさんの笑顔を見れる機会が増えてきました。かつてのお勤め先での飲み会のエピソードなど…、みなさんのお話って面白いんです!道で出会ったときも世間話ができるくらい距離が近くなってきてうれしく感じてます。」(Saki)

「高齢者の方の健康を支えることをメインに置きつつも、私たちも秋田を学ぶ機会を得ています。秋田の笹団子をいただくこともありますし、稲わらから縄をなう、縄ないをイベントでやってみることもあります。私も街でみなさんに声をかけていただき、この活動を通して地域に溶け込んでいるのを感じます。双方にメリットのある活動だと実感しています」(Miho)

「この関係を深めて、続けていきたいですね。高齢者の方への健康面での貢献方法をもう少し模索するのもいいかもしれません。いろんな地域で、その土地にあったやり方で広げていく方法もあると思います。学生は地域への愛着もつくし、学生も高齢者も生き生きすると思うんです」(Saki)



今後の「まめのわプロジェクト」の展開は?


「今年は各活動を通し、活動内容の充実や高齢者と学生の関係深化を行ってきましたが、今後は、この輪を広げることに力を注いでいきたいです。現在、学生は地域に興味のある、熱量の高い学生が参加してくれていますが、もっと気軽に、多くの学生さんに参加してほしいと思っています。高齢者の方々も、学生との会話を楽しみに来ていただく方が多い一方、必ずしも健康リスクの高い、切迫した方が来ているとは限らない、というのが課題ではあります。両者の数を増やして、この輪をより広げていくことが今後の活動の焦点になっていくと思いますね。とはいえ、一歩間違えると、高齢者の方への押し付けになってしまうところがこの事業の難しいところ…。世代が違う学生と高齢者が、お互いに「あぁここへ来てよかった!」と感じられるような自然な接点の形を、具体的に考えていけるといいと思います。」(任)


大学生と地域の高齢者




最後に


ASHA(アーシャ)はネパールで「医療の仕組みづくり」という長期的な目標を軸に活動する認定NPOです。これからのネパールの医療を変えていくという、ASHAの理念や活動にご共感いただけた方は、ぜひご支援をお願いいたします。


また、ASHAで一緒に活動するプロボノメンバーも募集しています。

特に、以下の分野でスキル・知見・想いのある方を募集しています:


  • プロジェクトマネジメント

  • エンジニア

  • ファンドレイジング

  • 法務

  • 会計・経理


上記に該当しない方でも、私たちの活動に共感いただける方は歓迎です。興味のある方は、ぜひお気軽にご連絡ください。

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