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新生児蘇生法研修の普及 NRT Project|2025年度アニュアルレポート 認定NPO法人ASHA

7月15日
読了時間: 4分

ネパール小児科学会や日本の専門家と共同で、現地の医療従事者を対象に「生まれてすぐの赤ちゃんの命を救う技術」である新生児蘇生法を、正しく質の高い形で普及させるための事業を行っています。


室内で多国籍の参加者約30人が集合写真を撮影し、NEPCON 2025の新生児蘇生トレーニングの横断幕を持って笑顔。
2025年5月の研修後の集合写真
< ネパールにおける課題 >

1. 高度な新生児蘇生の処置内容が含まれたガイドラインがない

2. 新生児蘇生法を正しく実践できる医療従事者が少ない

3. 医療従事者に対する研修制度が確立されていない

ネパールの新生児死亡に関するインフォグラフィック。約10%、90%以上、出生1000人あたり約17人(日本の21倍)と表示。


< ASHAの取り組み >
  1. 現地に適合したガイドラインの開発

    ネパールで広く使用されている簡易的な新生児蘇生法ではカバーできない、高度な内容を含むガイドラインを現地に最適化した形で開発します。

  2. 新生児蘇生法の研修の確立・普及:

    開発したガイドラインの内容を含む研修体制の確立と普及に向けたデモトレーニングを実施し、全国導入に向けた関係者協議を進めています。


会議室で6人がテーブルを囲み、資料を見ながら議論している。ノートPCや紙資料があり、真剣な雰囲気。
ネパール版ガイドライン開発の様子


2025年度の活動
  • 新生児蘇生法研修の実施と現地トレーナーの育成 カトマンズにて第2回・第3回の現地研修を開催し、計12名の認定トレーナーを育成しました。過去に研修を修了したコアトレーナーが2日間講師を務めるなど、現地主導型の研修スタイルを定着させています。

  • ネパール版ガイドラインの開発・承認協議

    ネパール現地に合わせた新生児蘇生法ガイドラインの開発に着手し、各マニュアルや講義用スライドの第一稿を完成させました。また、国立保健研修センターや保健省との国家承認に向けた協議も開始しています。

  • 日本での招聘研修の実施

    2025年8月にネパール側関係者を日本へ招聘し、新生児蘇生法委員会等との意見交換や小児医療機関の視察、今後の普及計画に関するワークショップを開催しました。

  • 次年度に向けた助成金の獲得 国立健康危機管理研究機構の「医療技術等国際展開推進事業」に継続採択され、2026年度の活動に向けた約1,000万円の予算を確保しました。


    室内で、名札を付けた4人がマネキンを囲み、CPRや気道管理を練習している様子。真剣な表情で、机上に器具や布が並ぶ。
    新生児蘇生法研修でトレーナーから学ぶ参加者


2026年度の活動

引き続きネパール小児科学会と連携し、新生児蘇生法の認定トレーナーを育成する 地方研修をネパールと日本で実施し、ネパール全国の主要拠点にトレーナーを配置する基盤構築に取り組みます。また、ガイドラインの国家承認への働きかけを進め、全国で均質の研修を可能にする教材やマニュアルの完成を目指します。


  • 2026年5月:現地渡航

    初の地方研修を開催し、地方医療人材の育成を推進

  • 2026年8月:現地渡航

    地方研修の継続による人材育成

    現地関係機関との協議、および国家承認プロセスの確認・推進

  • 2026年11月:本邦研修

    地方医療機関の視察、関連学会・機関との協議

    研修教材の開発や全国展開に関するワークショップの開催

  • 2027年1月:現地渡航

    地方研修の実施

    進捗共有や合意形成に向けたステークホルダー会議等の開催



研修室で赤いNEPASネックストラップの3人が乳児模型にバッグマスク換気を実演し、周囲で見守っている。


▼ 2025年度のアニュアルレポート(PDF)はこちら


花や動物のイラストに囲まれた「10th ANNIVERSARY」表紙。中央に「2025年度アニュアルレポート」「認定NPO法人ASHA」とある。


ASHAの活動を一緒に広げていきませんか?

認定NPO法人ASHAは「誰もが健康に暮らすことのできる世界」を目指し、ネパールを中心とした国内外で、保健・医療へのアクセス改善に向けた取り組みを進めています。ネパールでの「誰もが医療を頼れる仕組み」づくりには、皆さまからの多様な形でのご協力・ご支援が不可欠です。 あなたに合った関わり方で、この挑戦に参加してみませんか?


屋外で3人の女性が並び、右の女性が紙を読み上げている。黒いコートとピンクのマフラー、真剣な表情。
  • 持続可能な医療支援を届けるためのご寄付 一過性の支援で終わらせず、現地の人々が主体となって運営できる自律的な保健・医療体制の構築を目指しています。ネパールの人々に確かな安心を届け続け、地域に根ざした仕組みをさらに広げていくために、皆さまからの温かいご支援を募っています。



  • 専門性・スキルを生かすプロボノ(ボランティア・インターン)

    医療・プロジェクトマネジメント・エンジニア・ファンドレイジング・法務・会計など、あなたの経験や専門スキルを団体の運営や現地支援に活かしてみませんか?



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