大学生による高齢者の健康みまもり Mamenowa Project|2025年度アニュアルレポート 認定NPO法人ASHA
ネパールで取り組んできた「コミュニティヘルスワーカー」の仕組みを生かし、秋田・国際教養大学の学生が「健康サポーター」として地域高齢者の訪問や、交流を通じて健康をサポートする新しい仕組みづくりに取り組む「まめのわプロジェクト」。「まめ(秋田弁で健康)」の輪を広げるべく、ただ「みまもる」だけでなく、対話と交流の中で地域の人々が「もっと健康になる」関係性を育みます。

< 地域社会の課題 >
・少子高齢化によりコミュニティが縮小し、高齢者をサポートする人が不足
・豪雪や熊の出没、免許返納により、生活圏が縮小し外出が減少
<大学側の課題 >
・地域コミュニティとの接点が薄く、地域課題を主体的に学ぶ場が不足

< プロジェクトの目的 >
1. 超高齢化が進む地域における、持続可能な見守り・支え合い体制の強化
2. 住民の健康状態の可視化と、それに基づく適切な健康増進施策への接続
3. 地域を舞台にした、国際教養大生への実践的な地域課題教育の場づくり

2025年度の活動
2025年度は、定期的な訪問を通じて地域の高齢者との信頼関係を構築しました。学生との交流は、住民の表情を明るくし笑顔を増やすなど、心の健康や楽しみにつながる前向きな変化をもたらしています。さらに、この活動の意義が認められ、地域包括支援センターから高齢者の訪問依頼を受けるなど、公的機関との連携も強まりました。
大学生による定期訪問 月に1〜2回、高齢者宅で1時間ほど対話を重ねる中で温かい関係性が育まれ、笑顔や生活のハリに繋がっています。また、この信頼関係を基盤に健康アンケートを実施することで、日常の会話では見えにくい健康状態の変化を察知し、専門職へ繋ぐ体制も機能し始めています。
大学の資源を活かした地域交流イベント
お花見散歩や、秋田弁教室、大学施設でのお月見団子作り、新しく活動を始める地区での「はじめまして会」、大学のホールに住民を招いた日本舞踊・竿燈鑑賞会などを開催しました。大学を地域のリソースとして開放し、学生と住民がともに楽しむ交流の機会を広げています。
専門職によるバックアップ
ASHAの医療専門職が健康データを管理し、必要に応じて関係機関へ繋ぐ体制を整えました。また、認知症や個人情報保護、健康コミュニケーションに関する研修を実施し、学生が適切に活動できるように育成しています。
デジタル活用による活動基盤の強化 「まめのわスマホ」や公式LINEの導入により、訪問記録の一元管理や体調変化の早期察知につなげる健康調査、すれ違いを防ぐ訪問日のリマインドなどがスムーズに行えるようになり、訪問活動の基盤を強化しました。

2026年度の活動
大学システムへの統合と「自走化」の確立
学生主体の引き継ぎ・研修体制を整え、メンバーが入れ替わっても持続できる基盤を作ります。将来的には大学の正式な教育プログラムへの統合を目指します。
電話訪問の本格運用
豪雪や熊の出没などで訪問が難しい場合でも、スマホを活用した非対面ケアを行うことで、季節や環境に左右されない切れ目のない定期的な交流を行います。
活動エリアの拡大と公的機関との関係強化
地域包括支援センターとの連携を強化し、活動を周辺地区へ広げます。

▼ 2025年度のアニュアルレポート(PDF)はこちら
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