アプローチ

ソリューションの特徴

ASHAで開発しているITツールは、”ネパールの僻地でいかに簡単に導入・使用できるか”を徹底的に考え、以下の4点を重視しています。

【低コスト】

ソフトウェア自体は無料で、現地で手に入る廉価な端末でも動作できます。

多種類端末対応】

電源不足の地域や出張診療でも使えるように、ノートパソコン・タブレット・スマートフォンなど様々な端末で動作できます。

【簡単操作】

電子機器に慣れていない医療者や、忙しい医療者でも簡単にかつ迅速に入力できるよう、シンプルに設計されています。

【簡単共有】



インターネットがない環境でも、無線LANにより、同じ医療機関内の複数の医療者の間で簡単にかつ瞬時に情報共有できます。

ソリューション一覧

ASHA fusion / Nepal EHR

医療機関向け情報管理ソフトウェア

”ASHA fusion“は、医療情報が不足しているネパールの地方病院の診療、僻地の出張診療などにおいて、必要な情報を集めて活用するためのソフトウェアです。 現地にあるデバイスで簡単に導入でき、かつ現地の医療関係者が簡単に使えるようにするため、独自に開発しました。 極力医療関係者が負担に感じないように、使いやすさにこだわり抜いて開発しています。

2019年度からは、今後多様な機関との連携の可能性も考慮し、Possible Healthが開発する病院向け電子カルテソフトウェアNepal EHRをベースに、ASHA fusionで培ったノウハウを注ぎ込み、地方医療向けに最適化したソフトウェアを開発しています。

ASHA Connect

ヘルスワーカー向け患者情報管理アプリ

“ASHA Comm App”は、日々住民を訪問してケアを提供するコミュニティ内のヘルスワーカー用のアプリです。訪問対象患者の管理を始め、ヘルスワーカー自身が活動を管理するとともに、入力された患者情報に基づいた介入アドバイスや指示の表示、医療機関や意思決定者への簡単なデータ送信が行えます。また、将来的には医療機関の受診状況から、必要な受診ができていない患者へのサポートを行う機能も実装する予定です。


コミュニティ人材の活用

医療人材不足を補うため、私たちはコミュニティ内の人が、コミュニティ内の簡単なケアを担えるような仕組みを目指しています。いわゆるPrimary Health Careのアプローチですが、ASHAのモデルは以下が特徴です。

➀雇用と定期的な研修

ネパールではFamale Community Health Volunteerという仕組みがありますが、これはあくまでもボランティアのため業務範囲は個人の裁量となっている部分があり、かつ知識をアップデートする場は限定的です。これらを解消するため、私たちは有給のスタッフとし、さらに現地パートナー団体が定期的な研修を行っています。



②アプリの活用

医療従事者ではないコミュニティ内のスタッフ(Community Health Worker)は、どうしても現場での判断をすることはできません。そこで、問診アプリのようなアプリを持って活動してもらうことで、医療知識に関係なく、患者と適切なコミュニケーションを取ることができ、異常が発生していると考えられる際にはアラートが上がるため、見逃すことなく対応できます。



スタンス

Universal Health Coverageが叫ばれる中、世界中で様々な取り組みが行われています。中には、サービス自体を提供するケースもありますが、私たちはASHAの名前の由来の通り”Affordable and Sustainable”なHealthcare Accessを目指しているので、あくまでも将来的に現地だけで自走できることを重視しています。


そのため、現場向けへは、現地への資金供給はしない代わりに、ソフトウェアや導入のサポートを無料で行い、仕組み作りをサポートします。


また、開発面では、仕組みやノウハウの蓄積が一区切りした段階から、ネパール国内の有志で行うように委譲し、ソフトウェア自体もオープンソースとした上で、ネパールでの自走をサポートする体制に移行しています。